私の好きなコミックス
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どうも『ジャンプ改』の男性読者にはあまり人気がないようですが、私は好きです。原作がフランス革命を得意にしている小説家さんで、絵もとてもいいです。特にポンパドールの政敵の老練なモールパやリュシュリューが魅力的、実際に仲の良かったという実弟アベルも感じの良い青年で好きになれます。女性のキャラクターは、少年向けということかやたら胸の大きい人が多いですが(笑)、ポンパドールがルイ十五世の愛人だっただけではなく、文化や政治に関与したエピソードが細かく描かれていて良いです。が、彼女は金も使ったので、その存在はフランス革命につながったとも言えます。
この漫画を読んだ後、フランス映画のDVDと、ポンパドール夫人に関する本を読みました。女性からすると、セックスシンボルではなく、フランス政治を影で動かした女というほうが面白いです。次々に襲いかかる政敵をものともせず、賢く計画して対決し、追い落とす様は胸がすきます。
こんな魅力的なキャラクターを描いてみたいです。
『りぼん』誌の『花ぶらんこゆれて。。』で一世を風靡した太刀掛秀子の「歴史物」。というかメルヘンチックなラブストーリー。
こういう単純で、可愛らしくて、ドラマチック(?)な話が好きです。
複雑な筋立ては要らない、危険な設定と愛する二人がいればおkというところに深く共感します。
2012年8月下旬にドイツのブレーメンに行きました。歴史的建物がいっぱいで、『ブレーメンの音楽隊』の可愛い像もあって素敵な街です。
この作品の「ブレーメン」は、音楽隊で年老いたロバがリストラされてブレーメンを目指したように、ある博士の研究により生まれた「人間を助ける動物」を指します。彼らの権利は最初認められていませんでしたが、その活躍により、人間と同等になっていきます。
無駄に食堂が豪華な大型輸送船「ブレーメンII」の社長に任命されたキラ・ナルセはイレブンナインと異名を取る優秀なパイロット(で女)。食物を食べる音は「もぎゅ、もぎゅ」、乗組員のクマさん、うさぎさん、そして任務中で出会う虎頭のシャキールはグインを思わせるかっこいいキャラ。大型輸送船に動物園のような可愛い動物と女船長、イケメンの社長と美味しい設定だが、虐待されるブレーメンを助ける人間たちのヒューマンなドラマだ。可愛くってSF。そして感動的。最高です。こういうびっくり可愛い設定の物語に憧れます。
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